汽水域 Ki-sui-iki

ローカルとオルタナティブ 浸透し混じり合うところに生まれる生態系

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『関係人口をつくる』(田中輝美)

ローカルジャーナリストの田中輝美さんが自らも関わった島根県の施策『しまコトアカデミー』を例に、定住人口でも交流人口でもない新しい切り口、関係人口の地域振興における重要性について書いた本です。

【おんな城主直虎】(42)茶碗・鉄砲・柵・やおい

第42回「長篠に立てる柵」では、歴史的大事件の裏側のできごとが描かれる。 家康は信長の援軍を得て長篠で武田軍を迎え討つ。大量の鉄砲を用いた新戦術で織田・徳川連合軍は大勝利を飾る。六左右衞門は材木調達の功を認められ、信長から高価過ぎる茶碗を拝…

私とお雑煮 外側を持たないまだらな世界を夢見て

正月に食べるお雑煮というのは日本に古くから続く風習ですが、餅の入った汁ものというだけが共通でディティールは各地で異なっています。どこかの大学の研究室が全国お雑煮マップというのを作って、都道府県ごとにお雑煮を分類していました。そこでは私の郷…

【プロ野球】日本シリーズ緒戦に勝ったチームは本当に有利なのか

福岡ソフトバンクホークスとDeNAベイスターズの対戦に決まった2017年の日本シリーズ。10/28より日本一を賭けた戦いが火ぶたを切って落とされます。スポーツの世界でよく言われるのが先手必勝ということ。短期決戦の日本シリーズでは緒戦を取った方が有利と言…

【おんな城主直虎】(41)万千代の策ふたたび破れる

第41回「この玄関の片隅で」では、万千代の策動がふたたびおとわを騒動に巻き込む。 万千代が草履番の後釜として育てることになったのは、ノブという中年男だった。ノブは特異な才能を発揮し、武田との戦に大量の材木が必要だという情報を入手する。万千代…

【おんな城主直虎】(40)城勤めは気楽な稼業ときたもんだ

第40回「天正の草履番」という副題は、本作と同じ森下佳子脚本でドラマ化された「天皇の料理番」から。 徳川家の草履番として浜松で働き始めた万千代と万福。しかし、万千代が松下の名を捨て井伊の家名を復活させたことで、松下家の人々や井伊谷を預かる近…

【おんな城主直虎】(39)直親のDNAと虎松の野望

第39回「虎松の野望」では、菅田将暉演じる成長した虎松がいよいよ本格登場。 父・直親の法要で井伊谷を訪れた虎松は井伊家再興の思いを新たにする。徳川家に小姓として仕えることになった虎松は、策を巡らせ家康より井伊万千代の名を与えられて仕えること…

【おんな城主直虎】(38)去りゆく龍雲丸と居残り氏真

第38回「井伊を共に去りぬ」では、龍雲丸が堺に去り、成長した虎松が登場する。 武田軍に火を放たれ井伊領の村々は焦土と化す。南渓和尚は信玄との直談判に赴き、おとわと近藤は武田を欺きながら井伊谷を守ろうとする。そんな折、信玄が急死。武田軍は去り…