汽水域 Ki-sui-iki

ローカルとオルタナティブ 浸透し混じり合うところに生まれる生態系

【おんな城主直虎】(38)去りゆく龍雲丸と居残り氏真

第38回「井伊を共に去りぬ」では、龍雲丸が堺に去り、成長した虎松が登場する。

 

武田軍に火を放たれ井伊領の村々は焦土と化す。南渓和尚は信玄との直談判に赴き、おとわと近藤は武田を欺きながら井伊谷を守ろうとする。そんな折、信玄が急死。武田軍は去り井伊領の復興が始まる。龍雲丸はおとわを残し、ひとりで堺へ向かう。2年後、直親の法要が営まれ、成長した虎松も姿を見せる。

 

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【おんな城主直虎】(37)もろく儚いしあわせ

第37回「武田が来たりて火を放つ」という副題は、金田一耕助シリーズ「悪魔が来たりて笛を吹く」から。

 

3年の月日が流れ、おとわは龍雲丸とともに瀬戸村で暮らしていた。堺へ移った中村屋から龍雲丸に誘いがあり、おとわは龍雲丸とともに堺へ行く決意をする。そんな折り、遠江に武田軍が襲来。家康は大敗を喫し、近藤は井伊谷で籠城を決意。おとわたちは戦を避けるために策を巡らせ奔走する。

 

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【おんな城主直虎】(36)永禄12年のパクス・トクガワーナ  

 

第36回「井伊家最後の日」では、おとわに戻った次郎が龍雲丸と結ばれる。

 

遠江に平和が戻った頃、しのの再嫁先の松下家から虎松を養子にしたいという話が舞い込む。南渓に諭された次郎は井伊家再興を諦めることにする。これに反発した虎松や家来たちも、やがて受け容れ、それぞれ新しい人生に踏み出す。次郎は還俗しておとわとして龍雲丸と結ばれ、瀬戸村で暮らし始める。

 

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【プロ野球】好調巨人の来季に不安あり ギリシャ破綻と同じ轍を踏むのか

レギュラーシーズンの佳境を迎えたプロ野球では、読売ジャイアンツが好調だ。勝率も5割を超え、逆転でのクライマックスシリーズ進出も視野に入ってきた。しかし、その陰で常勝軍団再建という大目標からは遠ざかっている。

 

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【おんな城主直虎】(35)戦争と平和

第35回「蘇りし者たち」では、戦争の悲惨さが語られる。

 

虐殺が行われた気賀で、龍雲丸はただひとり瀕死の重傷で助け出され、次郎法師たちの介抱によって息を吹き返す。徳川の大沢攻めは激戦を極め、井伊家に仇をなした鈴木重時は戦死、近藤康用は重傷を負う。次郎は、鈴木のために経をあげ、近藤の怪我の治療をすることになる。大沢を降した家康は、極秘に今川氏真と会談。その結果、今川は城を去り、徳川が遠江を平定する。

 

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