汽水域 Ki-sui-iki

ローカルとオルタナティブ 浸透し混じり合うところに生まれる生態系

【おんな城主直虎】(37)もろく儚いしあわせ

第37回「武田が来たりて火を放つ」という副題は、金田一耕助シリーズ「悪魔が来たりて笛を吹く」から。

 

3年の月日が流れ、おとわは龍雲丸とともに瀬戸村で暮らしていた。堺へ移った中村屋から龍雲丸に誘いがあり、おとわは龍雲丸とともに堺へ行く決意をする。そんな折り、遠江に武田軍が襲来。家康は大敗を喫し、近藤は井伊谷で籠城を決意。おとわたちは戦を避けるために策を巡らせ奔走する。

 

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【おんな城主直虎】(36)永禄12年のパクス・トクガワーナ  

 

第36回「井伊家最後の日」では、おとわに戻った次郎が龍雲丸と結ばれる。

 

遠江に平和が戻った頃、しのの再嫁先の松下家から虎松を養子にしたいという話が舞い込む。南渓に諭された次郎は井伊家再興を諦めることにする。これに反発した虎松や家来たちも、やがて受け容れ、それぞれ新しい人生に踏み出す。次郎は還俗しておとわとして龍雲丸と結ばれ、瀬戸村で暮らし始める。

 

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【プロ野球】好調巨人の来季に不安あり ギリシャ破綻と同じ轍を踏むのか

レギュラーシーズンの佳境を迎えたプロ野球では、読売ジャイアンツが好調だ。勝率も5割を超え、逆転でのクライマックスシリーズ進出も視野に入ってきた。しかし、その陰で常勝軍団再建という大目標からは遠ざかっている。

 

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【おんな城主直虎】(35)戦争と平和

第35回「蘇りし者たち」では、戦争の悲惨さが語られる。

 

虐殺が行われた気賀で、龍雲丸はただひとり瀕死の重傷で助け出され、次郎法師たちの介抱によって息を吹き返す。徳川の大沢攻めは激戦を極め、井伊家に仇をなした鈴木重時は戦死、近藤康用は重傷を負う。次郎は、鈴木のために経をあげ、近藤の怪我の治療をすることになる。大沢を降した家康は、極秘に今川氏真と会談。その結果、今川は城を去り、徳川が遠江を平定する。

 

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リビング・エニウェアを読み解く 都市の発展形と共同体の再構築

リビング・エニウェアというバズワードを軸に、これからの課題を整理してみました。リビング・エニウェアとは、土地や土地に関連付いた設備や機能などに縛られず、主体的に選択しながら世界中の住みたい場所に住んでいく、といった考え方です。

まず、リビング・エニウェアが都市の拡張であることを示し、そこから派生する問題が都市と農村の間の既知の問題の発展形として予測します。そして、それらの問題の論点を整理していきます。

 

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